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高血圧と言われ、血圧を下げたい方。減塩のポイント

高血圧の多くは自覚症状がなく、知らない間に進行し、やがて動脈硬化脳卒中心不全、腎不全などの合併症を引き起こします。
高血圧には腎性高血圧・原発性アルドステロン症、褐色細胞腫など原因が明らかな二次性高血圧と、原因がはっきりしている本態性高血圧に分類されます。高血圧の90%以上は本態性高血圧にあたります。
本態性高血圧のおもな危険因子はストレス、塩分の過剰摂取、肥満であり、体質も影響します。

今回は塩分の過剰摂取を防ぐための減塩のポイントについてお話しします。

①や味噌汁の汁は残す。全て飲まない
1日の塩分摂取の目安が7gであるのに対し、醤油ラーメンは約6gの塩分が含まれてます。また、味噌汁1杯でも1g程度は塩分を取っていることになります。カップ麺・うどんもなども量が多いです。

②かまぼこ・ちくわなどの練り製品やソーセージ・ハムなどの加工食品を控える。

③漬物・汁物は控える。漬物はなるべく控え、汁物は1日1杯にしましょう。

④むやみに調味料を使わない。

醤油やぽんずをかける際はドバっとかけずに少しだけかけましょう。


⑤減塩醤油や減塩味噌を使用する

⑥香辛料やしょうが・にんにくなどの香味野菜をしようする、果物の酸味を利用する

⑦新鮮な食材を用いる
食材の持ち味を活かし、薄味で調理する

⑧野菜をたくさん食べる
野菜には食塩のNaと拮抗するKが豊富に含まれています。
しかし腎臓が悪い人はKの摂りすぎはよくありません。

以上のポイントに気を付け、減塩を心がけましょう。
薄味も最初はまずく感じるかもしれませんが、慣れるとおいしく食べられるようになりますよ!



~ジブンノハナシ~
私自身、管理栄養士を目指す前はラーメンの汁もうどんの汁もすべて飲みほしていましたが、大学で食事と栄養について学ぶうちに自然とやめていました。また、刺身では両面に醤油をべったりつけたり、餃子は穴をあけてたれを染み込ませたりして食べていたり、ドレッシングも醤油も余るくらいにかけていましたが、塩分を気にするようになり、やめました。
管理栄養士になってからは患者さんに「味噌汁は具だけ食べて汁は飲まないでください」とお伝えしていて、自分がしていないのに人に言うのは違うなと思い、自分自身も具だけ食べるようになりました。
減塩のコツについては述べましたが、具体的な料理を説明しろと言われたらあまり自信がないので香辛料や香味野菜で減塩した料理を紹介できるようにならないといけないなと思います。